伝統を新しい学びへ


栗原校長  東京都立小石川高等学校
 東京都立小石川中等教育学校
 校長 栗原 卯田子



 本校は,1918年(大正7年)東京府立第五中学校として設置されました。
 昨年度が創立90周年にあたり,紫友同窓会,小石川PTAと連携し,記念式典はもとより,90周年を記念した「小石川セミナー」の開催,「資料室」設置,初代校長のお孫さんによる「伊藤長七校長の写真贈呈式と朗読会」等,準備から丸2年かけて様々な記念事業を実現することができました。


 本校には日本で,また世界で,しかも様々な分野で活躍されている卒業生が数多くおられます。昨年の90周年の式典ではIOC委員の岡野俊一郎氏にご講演を頂く機会を得ました。また,全校生徒を対象にした「小石川セミナー」では,日本経済界を代表する根本二郎氏,カンボジアでボランティア活動中の野口潤子さん,アフリカで起業し世界ブランドを創出された佐藤芳之氏による講演会が実現しました。これらの講演はいずれも,小石川生一人ひとりの胸に「立志・開拓・創作」の校是を再度刻み込む内容でした。そして,生徒達に夢や希望,そして勇気を与え,同時に90年間変わらぬ校是のすばらしさを伝えてくれました。
 このような恵まれた環境で学べることの幸せを,今後も生徒たちに伝えていきたいと思っています。


 小石川は今,中等教育学校への改編が4年目を迎え,中等教育学校後期課程が始まりました。今,公立中高一貫校への関心は大変高く,この改革を期待通りに完成させることを大変大きな使命として受けとめています。中高一体,同窓会やPTAとも一体となって「チーム小石川」として取り組んでいるところです。
 90周年を契機に得られた小石川の不易と流行を正しく見究め,新たな小石川ブランドの完成をめざしていこうと思います。今後とも小石川にご理解,ご支援を賜りますようお願い申し上げます。


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